素晴らしく精巧なNゲージのレイアウトを見かけても、なんとなく物足りないというか違和感があるというか…そう感じた事はございませんか?
私は子供の頃から幾つか感じていた違和感がありまして…
その中の一つが、竹の存在でした。
なぜ竹林が無いの?
日本の車両が日本の風景の中を走っているのに、なぜかどこにも竹林が見当たらない。
例えば神社仏閣の境内や渓谷や里山にも、本来ならいたるところで見かける竹林が、Nゲージのレイアウトではなかなか見かける事がありません。
最近では幾つかの「竹」が商品化されているようですが、まだまだ竹を配したレイアウトは少ないように感じます。
竹の葉(笹の葉)は特徴的で、薄く細長く伸びており、その葉を支える細い枝は、木の幹に当たる竹稈(ちくかん)の節から生えています。
そしてその竹稈は真っ直ぐ頭上へと伸びていき、先の方は細く、重さで頭を垂れる事もしばしばです。
通常の樹木とは明らかに違うため、Nゲージの樹木の表現によく用いられるライケンやスポンジ、カラーパウダー、針金では、竹の特徴を再現するのはとても難しいものです。
竹があれば日本らしさが大幅アップ!
その点、紙は竹の再現に向いていました。
薄く平たい紙で、笹の葉はもちろん細い枝もリアルに再現できました。
薄い葉が今にもカサカサと音を立てそうな感じは、これまでの製品には無かった特徴だと思います。
一本一本組み立ては必要ですがそんなに難しくはありません。
実際にNゲージのジオラマに植えてみると、ライケンやスポンジで作った樹木とも相性良く、プラスチックモデルのストラクチャーと並べても違和感なく共存できました。
竹を植えた事でジオラマの景観の日本らしさが何倍もアップしています。
ミニチュア工房の竹はバリエーションも準備しています。
大量に植えなくても要所要所に効果的に配置する事で、レイアウトの雰囲気をより一層パワーアップする事ができます。
リアルな竹林でリアルなレイアウトをお楽しみください。
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